- 7月 6, 2026
- 6月 24, 2026
PMSがつらい…病院に行くべきサインとは?
「生理前になると気分が落ち込む」
「イライラが止まらない」
「体がだるくて仕事や家事がつらい」
20〜30代の女性から、こうしたご相談をいただくことがとても増えています。
PMS(月経前症候群)は、“気のせい”でも“性格の問題”でもありません。
ホルモンの変化によって起こる、れっきとした体の反応です。
この記事では、PMSの症状、受診の目安、婦人科でできることを
やさしく解説します。
1. PMSとは?
PMS(月経前症候群)は、生理前の3〜10日ほどに起こる心と体の不調のこと。
生理が始まると自然に軽くなるのが特徴です。
よくあるPMSの症状
- イライラ・怒りっぽくなる
- 気分の落ち込み・涙もろさ
- 集中力が低下する
- 胸の張り・痛み
- 頭痛・腰痛
- むくみ・だるさ
- 眠気・睡眠の質の低下
症状の出方は人それぞれで、
「毎月つらいのに、誰にも理解されない…」と悩む方も少なくありません。
2. 病院に行くべきサイン
PMSは多くの方が経験しますが、
生活に支障が出ている場合は、受診をおすすめします。
こんなときは婦人科へ
- イライラや落ち込みが強く、仕事や日常生活に影響している
- 生理前になると人間関係がつらくなる
- 毎月、気分の波が大きくてしんどい
- 頭痛や腹痛が強く、鎮痛剤が効きにくい
- 生理前になると涙が止まらない
- 「自分がおかしいのかな」と不安になる
特に、気分の落ち込みが強い・怒りのコントロールが難しい場合は、
PMDD(月経前不快気分障害)の可能性もあります。
PMDDはPMSの“重症タイプ”で、
婦人科での治療で改善するケースが多くあります。
3. 婦人科でできること
PMS・PMDDは、婦人科でのサポートで
症状が軽くなる方がとても多いです。
婦人科で行う主なサポート
- 症状のヒアリングと状態の整理
- ホルモンバランスの確認
- 低用量ピルなどのホルモン治療の提案
- 漢方薬の処方
- 生活リズムの整え方のアドバイス
治療といっても、「薬を飲まなきゃいけない」というわけではありません。
あなたの症状や生活に合わせて、無理のない方法を一緒に考えていきます。
4. 自分でできるセルフケア
軽いPMSの場合は、セルフケアで楽になることもあります。
- 睡眠をしっかりとる
- カフェイン・甘いものを控える
- 軽い運動(散歩・ストレッチ)
- 体を冷やさない
- 予定を詰め込みすぎない
ただし、セルフケアで改善しない場合は無理をしないことが大切です。
5. まとめ|つらいPMSは我慢しなくていい
PMSは多くの女性が経験するものですが、
「毎月つらい」「生活に支障がある」という場合は、
婦人科で改善できる可能性が十分にあります。
ひとりで抱え込まず、どうか気軽にご相談ください。
執筆者プロフィール
冨永 貴恵(とみなが きえ)
産婦人科専門医|薬院きえレディースクリニック院長(福岡・薬院)
福岡市薬院エリアで、女性の「ちょっと気になる」を気軽に相談できる婦人科を目指しています。
生理痛・PMS・更年期・おりもの・妊活など、年齢に関わらず多くの女性が抱える不調に寄り添い、
“不安をひとりで抱え込まない医療”を大切にしています。
ブログでは、産婦人科専門医としての知識を、やさしく・わかりやすくお届けしています。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。