- 5月 23, 2026
- 5月 21, 2026
PMS・PMDDの症状と対処法
「生理前になると気分が落ち込む」「イライラが止まらない」「体がだるくて動けない」
そんな症状に悩まされていませんか。
生理前の心と体の不調はPMS(月経前症候群)として知られていますが、
症状が特に強い場合はPMDD(月経前不快気分障害)の可能性もあります。
どちらも治療で改善が期待できる症状であり、我慢する必要はありません。
PMS・PMDDの症状でお悩みの方は、当院でのピル処方や漢方治療も可能です。
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1. PMSとは?
PMS(月経前症候群)は、生理前の3〜10日間に起こる心と体の不調のことです。
生理が始まると症状が軽くなる、または消えるのが特徴です。
PMSの主な症状
- イライラ・怒りっぽくなる
- 気分の落ち込み・不安感
- 集中力の低下
- 眠気・不眠
- 頭痛・腹痛・腰痛
- 胸の張り・むくみ
- 食欲の増加・甘いものが欲しくなる
症状の出方は人によって大きく異なります。
2. PMDDとは?
PMDD(月経前不快気分障害)は、PMSの中でも精神的な症状が特に強いタイプです。
日常生活に支障が出るほどつらい状態になることもあります。
PMDDの特徴的な症状
- 強い怒り・攻撃的になる
- 涙が止まらない・気分が激しく落ち込む
- 自分を責めてしまう
- 仕事や家事が手につかない
- 人間関係がうまくいかなくなる
「性格の問題」ではなく、ホルモン変動による医学的な症状です。
つらい症状が続く場合は、早めの受診をおすすめします。
3. PMS・PMDDが起こる原因
はっきりとした原因はまだ完全には解明されていませんが、
以下の要因が関係していると考えられています。
- 女性ホルモンの急激な変動
- ストレスや睡眠不足
- セロトニン(幸せホルモン)の低下
- 生活リズムの乱れ
- 体質・遺伝的要因
特にホルモンバランスの変動が大きく影響します。
4. PMS・PMDDの対処法
① 生活習慣の見直し
- 睡眠をしっかりとる
- 軽い運動を取り入れる
- カフェイン・アルコールを控える
- バランスの良い食事を心がける
生活リズムを整えるだけでも症状が軽くなることがあります。
② サプリメント・漢方
- ビタミンB6
- カルシウム・マグネシウム
- 命の母などの市販薬
- 漢方薬(当帰芍薬散・加味逍遙散など)
体質に合わせて選ぶことが大切です。
③ ピル(ホルモン治療)
PMS・PMDDの治療として、低用量ピルは非常に効果的です。
- ホルモンの変動を安定させる
- 気分の波が落ち着く
- 生理痛や肌荒れも改善しやすい
当院でもピル処方が可能です。
④ 婦人科での治療
症状が強い場合は、婦人科で以下の治療を行います。
- 低用量ピル
- 漢方薬
- 必要に応じて精神科との連携
「つらい」「生活に支障がある」場合は、受診のタイミングです。
5. PMS・PMDDは我慢しなくていい症状です
「気のせい」「性格の問題」と思われがちですが、
PMS・PMDDは医学的に認められた症状です。
つらい症状を抱えたまま過ごす必要はありません。
治療で改善が期待でき、日常生活がぐっと楽になります。
6. 当院での診察について
- 初診の方でも安心できるよう、丁寧にお話を伺います
- 内診が不安な方には、無理に行いません
- 症状に合わせてピル・漢方・生活アドバイスをご提案します
- 継続フォローも行っています
PMS・PMDDでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
執筆者プロフィール
冨永 貴恵(とみなが きえ)
産婦人科専門医|薬院きえレディースクリニック院長(福岡・薬院)
福岡市薬院エリアで、女性の「ちょっと気になる」を気軽に相談できる婦人科を目指しています。
生理痛・PMS・更年期・おりもの・妊活など、年齢に関わらず多くの女性が抱える不調に寄り添い、
“不安をひとりで抱え込まない医療”を大切にしています。
ブログでは、産婦人科専門医としての知識を、やさしく・わかりやすくお届けしています。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。