性感染症について

性感染症とは、性行為やそれに準じる性的接触によってうつる感染症のことです。
原因となるのは、細菌、ウイルス、原虫など様々で、症状の出方も病気によって異なります。

性感染症は不安に感じたら早めに検査を受けること、そして早期発見・早期治療がとても重要です。
進行してしまうと、骨盤内炎症を引き起こしたり、再発を繰り返したりしてしまうことがあります。
さらに不妊の原因になったり、妊娠・出産に影響したりする場合もあります。

また、症状があまり出ないものもあり、感染に気づかずにいると、パートナーへ感染が広がる可能性もあります。
自己判断せずに、お早めに当クリニックをご受診ください。

当クリニックでは、女性医師が性感染症の検査および治療を行っています。
デリケートなお悩みで受診を迷われる方もいらっしゃると思いますが、性感染症は決して特別なことではなく、誰にでも起こりうる病気です。
気になる症状がある方、感染の可能性が心配な方は、お一人で悩まずお気軽にご相談ください。

このような方はご相談ください

  • おりものの量が急に増えた、色やにおいがいつもと違う
  • 外陰部や腟にかゆみ、痛み、ヒリヒリ感がある
  • 排尿するとしみる、痛みがある
  • 下腹部痛や性交時の痛みがある
  • 性器まわりに水ぶくれ、ただれ、いぼのようなできものがある
  • 不正出血や性交後の出血がある
  • パートナーが性感染症と診断された
  • 症状はないが、感染の機会があり心配
  • 妊娠を考えており、事前に確認しておきたい

など

性感染症の中には無症状のものも多いため、症状がない場合でも、心配な接触があったときは検査を受けることが大切です。

STD チェック(性感染症)の料金

A:おりもの検査 ¥9,000

検査内容
カンジダ、クラミジア、淋菌、トリコモナス

B:おりもの+血液検査 ¥16,500

検査内容
  • カンジダ、クラミジア、淋菌
  • 梅毒、B/C 型肝炎、HIV

代表的な性感染症

クラミジア

クラミジアは国内でもよくみられる性感染症のひとつです。
女性では子宮頸管に感染することが多く、初期には症状がほとんどないことも少なくありません。その一方で、おりものの増加、不正出血、下腹部痛、排尿時の違和感などがみられることがあります。
気づかないうちに感染が上行すると、子宮内膜炎や卵管炎、骨盤内炎症性疾患につながり、将来的に不妊や異所性妊娠のリスクとなることがあります。

パートナーも感染していることがあるため、必要に応じて一緒に検査・治療を検討することが大切です。

淋病

女性では子宮頸管炎として発症することが多く、おりものの増加、黄色っぽい膿のようなおりもの、排尿時痛、下腹部痛などがみられることがあります。ただし、クラミジアと同様に、症状が目立たないまま進行することもあります。
感染が子宮や卵管まで広がると、骨盤内炎症や不妊の原因となることがあります。

性器ヘルペス

外陰部や腟のまわりに痛みを伴う小さな水ぶくれやただれができるのが特徴で、強い痛みやしみる感じ、発熱、リンパ節の腫れを伴うこともあります。
初めて感染したときは症状が強く出やすく、その後いったん治まっても、疲れやストレスなどをきっかけに再発をくり返すことがあります。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、主に低リスク型の HPV 感染によって起こる病気です。
外陰部や腟の入口、肛門周囲などに、いぼ状、カリフラワー状の小さなできものができるのが特徴です。
痛みがないことも多い一方で、違和感、かゆみ、見た目の変化で気づくことがあります。
放置すると増えたり広がったりすることがあり、再発することもあるため注意が必要です。

梅毒

性器や口の粘膜、皮膚の小さな傷から感染し、性行為だけでなくオーラルセックスやアナルセックスでも感染することがあります。

感染初期には、感染部位のしこりや潰瘍、足のつけ根のリンパ節の腫れがみられ、その後、手のひらや足の裏を含む全身の発疹、発熱、だるさなどが出ることがあります。
症状が自然に軽くなることもありますが(潜伏期・無症状期)、治ったわけではなく、治療しないまま進行すると、数年~十数年かけて心血管や神経系に影響を及ぼす症状が現れることがあります。また皮膚や粘膜の変形、内臓障害など重篤な症状が出る場合があります。

妊娠中に感染した場合、胎児にうつって、死産や早産となったり、先天異常を引き起こしたりする可能性があり、とくに注意が必要です。本人だけでなくパートナーも一緒に治療を受けることが重要になります。

おりもの異常について

おりもの異常について

おりものの異常は、性感染症のサインであることが少なくありません。
とくに、色・におい・量・性状が普段と違うときには、クラミジア、淋病、トリコモナス感染症などの感染が隠れていることがあります。

一方で、おりもの異常の原因は性感染症だけではなく、腟内で細菌が繁殖することによって起こる細菌性腟炎や、真菌(カビの一種)が腟内で繁殖して発症する性器カンジダ症など、性的接触以外の要因が関わることもあります。

急に量が増える、黄色や緑色になる、血が混じる、強いにおいがする、ポロポロした性状になる、かゆみや痛みを伴うといった場合は、異常なおりものとして注意が必要です。
気になる変化が続く場合には、早めにご受診ください。

おりものとは

おりものは、子宮頸部や腟から分泌されるもので、腟の中をうるおし、清潔に保つ役割があります。
月経周期や体調によって多少の変化はありますが、正常なおりものは、基本的に無臭で透明に近い乳白色です。下着に付着した場合、薄い黄褐色になることもありますが、これは正常の範囲だと考えられます。

おりもの異常の種類

黄色っぽい、黄緑色のおりもの 淋病やトリコモナス感染症などでみられることがあります。
炎症が強いと、膿のようなおりものになったり、においを伴ったりすることがあります。
灰色っぽく、においが強いおりもの 細菌性腟症でみられることがあります。
腟内の細菌バランスが崩れ、灰色で均一なおりものや、魚のようなにおいが気になることがあります。
白くポロポロしたおりもの 性器カンジダ症でみられることがあります。
カッテージチーズのようなおりものに、強いかゆみやヒリヒリ感を伴うことがあります。
泡立つようなおりもの トリコモナス感染症でみられることがあります。
黄緑色っぽい泡状のおりものや、におい、かゆみ、痛みを伴うことがあります。
血が混じるおりもの、
不正出血を伴うおりもの
子宮頸管炎、クラミジア感染症、子宮の病気などが原因のことがあります。
また老人性腟炎(萎縮性腟炎/閉経後の女性ホルモン減少による腟粘膜の萎縮)でもみられることがあります。
量が急に増えたおりもの クラミジアや淋病、細菌性腟炎、老人性膣炎など、様々な原因でみられます。
見た目が大きく変わらなくても、感染や炎症のサインであることがあるため注意が必要です。